・秋の七草 (・はぎ・すすき・くず・なでしこ・おみなえし・ふじばかま・ききょう)
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▼オモダカ(スーパー雑草)
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秋の七草 秋の七草は、「万葉集」山上憶良の次の歌をもとにして数えています。 萩の花・尾花・葛花・撫子の花・女郎花・藤袴・桔梗 これを順に読み下すと(写真上から順)、 @はぎのはな Aおばな Bくずばな Cなでしこのはな Dおみなえし Eふじばかま Fききょう(なお、原歌では桔梗が「朝顔の花」) となります。 いずれも、かつて秋の野にはありふれた花々でした。 はぎの花 今も山すそにしっかり残っているのが萩です。この地域では8月から10月まで咲き継ぎます。草本ではなく、秋の七草中ゆいいつの木本です。 おばな(すすき・花薄・すすきばな・芒) 「枯れすすき」で有名な茅の穂です。すすき(薄)を見たことがないという人はいないのではないでしょうか。 ![]() くずの花 これも山すそにはびこっています。マメ科蔓性植物のいわば代表的なものです。 >>葛の花アップ「猛暑」のページ>>はここから 9月には花が終わり、大豆に似た豆のさやがぶらさがっています。 なでしこ カワラ・ナデシコとも。かつての戦時下、「銃後の婦人」を、ヤマトナデシコと呼びました。西洋石竹=カーネーションに対抗したといわれています。自然を国家意識に結び付けない方がいいですね。 おみなえし 漢字は「女郎花」です。こういう名や漢字はだれがつけたのでしょうか。そのいわれは言わぬが花。 ふじばかま 藤袴。最近めっきり少なくなったと思います。あちこち探しました。あるところにはあったのでホッとしました。 フジバカマは乾燥した根茎がいい香りをもつことがよく知られています。 ききょう 桔梗。近年すっかり園芸品種がはびこり、山の中にも白桔梗が咲いていました。 この地方では、8月はじめには咲き始め、9月まで、次々に花をつけます。株によってはもう花は終わり実をつけています。きちこう(桔梗)とも。 ![]() ▲白桔梗(2005.9.11撮影) 桔梗と朝顔 万葉集、山上憶良では原歌「朝顔の花」としているものを「きちこう」と読み直しているわけです。 七草はいずれも薬用、食用などの実用と鑑賞に、古代から深くかかわった草花と言われています。 七草や露の盛りを星の花(鬼貫) |
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