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・オトギリソウ・コマツナギ・クズ・キンミズヒキ

私の歳時記

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猛暑



暑中お見舞い申しあげます。


 おそい梅雨明けの野山の路を行けば、猛暑は晩夏を告げており、秋の到来が近いこともわかります。
 「小さい秋」です。夏から秋にかけて咲く野の花をいくつか…。


 

オトギリソウ


 毒にも薬にもなる草。花弁とガク片に黒い油点と線が見られます。山野に普通に生えますが、知ってみないとなかなか「それ」とわかりません。
 弟切草とは、「兄が秘密にしていた鷹の傷薬を弟が他人にもらしたために、兄に切り殺された」という伝説に由来するそうです。


コマツナギ

 ナンテンハギ(南天萩)やクサフジ(草藤)などによく似たマメ科の木です。駒繋ぎとは馬をつなげるほど丈夫というのが名の由来ですが、本種が草ではなく木だから、とのこと。7〜9月まで咲きつぐようです。
 この株は、土手に刈り残されていました。


(くず)

 葛の花が咲きはじめました。同じくマメ科。
 秋の七草の一つ。
 林の縁などに繁茂し、地下茎と蔓、種で繁殖し、暴威をふるい嫌われます。別名・カズラ、クッバなど。
 根茎にでんぷんを多く含み、葛餅、葛きり、葛そうめんまたは葛湯、葛布、漢方では葛根湯(かっこんとう)、葛花(かっか)など多方面に利用されました。

葛の花くぐりて響く流れかな(石昌子)

 花は見事な蝶形花。古くは奈良の国栖(くず)が葛粉の山地だったのが名の由来と言われるなど多数の説があります。(石昌子は杉田久女の娘さん)

葛の葉のうらみ貌(がお)なる細雨かな(蕪村)

 風に吹かれる葛の、葉の裏が白っぽいので「裏見」と呼び「恨み」にかけ、縁語とするのです。
 >>秋の七草「葛の花」>>はここから

  
 ▲下の方には豆が   ▲つるにぶらさがる豆果


キンミズヒキ

 キンミズヒキ(金水引)が咲きはじめています。花のつくりはみごとです。黄色も鮮やか。
 漢名は竜牙草。異名・シシヤキグサ。

 花は「金」と呼んでも、果実は服にやたらひっつくのでいやがられます。蕾の形がその果実に似ています。
 地方名に「ジジババ」というのがあるようですが、これはひっついたらなかなか取れない・・老人を手がかかる厄介者と見たからでしょう。今でこそ、介護福祉は一大産業の様相ですが、ジジババ観は根本から変わったのでしょうか。

 漢名・竜牙草(りゅうげそう)は民間薬としての名です。全草をせんじ薬にするそうです。
 ミズヒキはタデ科ですが、こちらはバラ科の多年草。

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