・ネコハギ・ナンテンハギ・ノササゲ・ヤブマメ・ヌスビトハギ・マメ科の雑草
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マメ科の「雑草」 マメ科の植物はたくさんあり、ほとんどが蝶形花をさまざまにつけます。それらの多くが、名を知られないまま「雑草」として見過ごされていきます。 ネコハギ ふつう夏の草とされていますが、いま(初秋)、こちらではネコハギがあちらこちら(ひっそり、人目につかず)に花をつけています。 茎も葉も毛だらけで、つる性ですから、地を這うように、または、ぶら下がって生えています。 日当たりのいい草地をよく見ると見えてきます。 丸っぽい葉の形も可愛らしい感じです。マメ科。 ナンテンハギ 一見、萩の小さな株かと思うような色合いです。よく見られるマメ科の多年草ですが、やや生える場所に偏りがある感じです。 葉が南天に似ているので南天萩。多数くっつくように咲いている蝶形花は面白い色や形をしています。 すでに、豆果をつけているものもありますが、今が花の盛りです。別名、フタバハギ。 ノササゲ 野ササゲと呼ばれるものの、山地の林の縁などに見られ、野には生えていません。別名、キツネササゲと呼ばれるマメ科の多年草です。 ![]() ヤブマメ 南天萩が群生している同じ場所に生えていました。 ヤブマメは藪の豆。マメ科、つる性の1年草です。 ヌスビトハギ 山地の草原や山道、林などによく見られます。花は小さく(3〜4mm)、淡紅色の蝶形花。 その存在は、約6mmの果実が、衣服にしつこくくっつくことで思い知らされます。下が実をつけたようす。 ![]() それにしても「盗人萩」とはおだやかならぬ命名です。由来はこのマメ果の形が盗人の足の形(抜き足差し足)に似ているから、という説が有力です。 夏から秋にかけて咲くマメ科植物は、まだ多く残りました。ページをあらためてご紹介したいと思います。 |
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