・立春・春浅し・春隣り・雨水・寒戻る・猫の日
No.01
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立春 2006年2月4日。暦では、この日から春です。 ♪春は名のみの風の寒さよ〜♪ この季節、毎朝、地域の災害無線放送でこの曲が流されています。もちろん名(名目上)は春なのです。とくに雪国のこの地に本格的な春はまだまだおくれてやってきます。 立春をはさんで、たとえば「春隣り」はまだ冬の季語。はるがすぐ隣に来ているというのです。 でも「春浅し」は、それよりまだ寒い感じですが、季節は春です。 立春の雑草園の草ごよみ(山口青邨) 雨水 ことしの「雨水(うすい)」は2月19日(日曜日)でした。 「雨水」は、24節気の一つ(1月の中気)で、 <氷や雪が溶け始め、雨にかわる時期。農耕の準備などを始める時期> と、されています。 この時期の雨は、雪を溶かします。 写真のヤブコウジは、雪を溶かした雨に濡れている。 寒戻る 寒が明けても、真冬並みの寒さが戻ります。寒戻るまたは戻り寒。 この冬は、2月に入って大雪が降りました。ところによっては1b以上の積雪があり、2月としては観測史上の最高を記録したようです。 この地方は標高が高く、寒冷地のため、2月の雪はめずらしくありません。春の雪は、3月に入って、年によっては4月のはじめまで雪が降ることがあります。 [追記]2006年3月15日、前日からの雪がさらに降り積もり、ところによっては3月降雪量の新記録。この地も、積雪こそ30cmを超えなかったものの、最低気温が−10℃以下(アメダス)となったそうです。(写真下から2枚目は、新たな雪をつけた木々) しかし、この時期の雪はあっという間に消えてしまいます。 猫やなぎ 川辺の猫柳が花をつけました。昔は、川沿いの土手に何本もあって花の面白さと早春のたしかな訪れを喜んだものですが、いまや、圃場整備や護岸工事などをまぬがれた谷間の奥にわずかに残っているだけです。 猫の日のころ 毎年2月22日が「猫の日」なのだそうです。ペット業界や猫好きの民間の人々が決めたようです。 猫は十二支からはずれている身近な動物。(ヴェトナムでは兎に代わって猫が干支に入っているとか・・) 歳時記・特別エッセイ『猫の日の頃』bR9はこちらへ→ この頃は、猫の恋の時季でもあります。 こうして、2月(旧月名・如月 きさらぎ)はさっさと過ぎてゆきます。 |
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