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・大暑・ヌマトラノオ・ヘクソカズラ・朝顔・くちなし・河原撫子

私の歳時記

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大暑



大暑・土用の丑の日

 2006年7月23日は、二十四節気の大暑(たいしょ)。
 一年でいちばん暑い時期とされるのですが、今年は、まだ梅雨が明けません。そのため、梅雨前線の北側になると梅雨寒になり、この時期とは思えないほど気温が上がりません。
 今年の梅雨は長く、豪雨が相次ぎ、各地で水害が起きています。

水晶の念珠つめたき大暑かな(日野草城)

 今年は、同じ日が土用の丑の日。
 旧暦では、立春、立夏、立秋、立冬のそれぞれ前18日を土用としていたものが、いま、夏の土用だけが残っています。その最初の丑の日を意味しています。
 土用うなぎを食べる習慣は、比較的新しいものと言えます。


ヌマトラノオ

 雨に濡れながらヌマトラノオが咲いています。
 オカトラノオにくらべると、やや小ぶりで花穂(総状花序)を垂れません。また、全体としては、オカトラノオの開花が約1ヶ月早いと言えます。
 サクラソウ科。

 くわしくは>>オカトラノオ>>のページを見てください。
   ここでは、オカトラノオの花を見比べてみます。

 

 
 ↑オカトラノオ



ヘクソカズラ

 ヘクソカズラは、日当たりのいい草地や藪に生えるつる性多年草です。
 「へクソ」という悪名は花や葉をもむと臭気がするためのと言いますが、わざわざ嗅ぐためにでもそうしないと、特に悪臭がするわけではありません。それにしても、ひどい名です。アカネ科。
 別名、ヤイトバナ・サオトメカズラ。
 果実の汁は昔、しもやけの薬にしたと言われています。


朝顔・くちなし

 朝顔、くちなしは植栽品種です。
 朝顔は、秋の季語。

朝顔や濁り初めたる市の空(杉田久女)

口なしの花はや文の褪せるごと(中村草田男)

 とくに、八重咲きのくちなしは野山のものではありません。自生種は結実しますが、八重は実がつきません。
 朝顔、くちなしとも果実を薬用としますが、くちなしは染料に。
 朝顔の種子は、毒性が強いので要注意です。


カワラナデシコ

 かわらなでしこ(河原撫子)は、日当たりのいい場所ではずいぶん前から咲きつづけ、もう種をつけています。(この歳時記では、6月19日の写真を紹介しました。)

 河原撫子は、秋の七草の一。単になでしこ(撫子)とも呼び、戦争中は大和撫子と呼んで「銃後を守る女性」にも使われました。
 これは、別種の石竹を唐撫子(からなでしこ)と呼んだのに対する美称に由来します。
 石竹は、オランダ石竹=カーネーションが、母の日の花としてもっともよく知られることになりました。
 近年、サッカーの女性チームを「やまとなでしこ」と呼ぶことに、歴史をかえりみれば強い抵抗感をもつのは当然です。

酔て寝むなでしこ咲る石の上(芭蕉)

かさねとは八重撫子の名なるべし(曾良)

なでしこのなぜ折れたぞよ折れたぞよ(一茶)

「野の花歳時記」へ
 今回、従来の「わたしの歳時記」を、「野の花歳時記」にタイトル変更しました。内容は同じです。

 「歳時記」という場合、俳句歳時記は幅が広く、また、余り知られていない事項はこれに含まれません。季題・季語は、季節ごとの生活や行事、天然自然など大きく幅広いものです。
 俳句以外では、もっと、ゆるやかな意味を持つ可能性もあります。

 ここでは、例外はあっても、旧暦をも参照し、主に、私自身が暮らしております地域の、野山の花などを写真とあわせて紹介してまいります。もちろん、植物図鑑ではありませんので、季節の花々を気軽に楽しみたいのです。

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