・菜の花・春爛漫・田打つ・燕・物芽・つつじ・やぶ椿

私の歳時記 bU1

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菜の花

↑は、一面の菜の花。右が菜の花のアップ 
 



春らんまん

 ことしの春は、雨が多く、風が強いまま、まっさかりを迎えました。
 稲の苗は、1週間くらい遅れているとのことです。ちょうど連休ごろに田植えになるでしょう。
 山国の春は、そうして駆け足でやってくるのです。
 菜の花もやっと、ほぼ満開に。

生きかはり死にかはりして打つ田かな(村上鬼城)


つばめ(燕・乙鳥)

 燕がしきりにさえずり交わして飛んでいます。

 つばめ

思ふ事只一筋に乙鳥かな(夏目漱石)*乙鳥=つばめ

つばめつばめ泥が好きなる燕かな(細見綾子)


山微笑む

 向かいの山に、山桜が咲き、そろそろ木の芽も伸びています。山が微笑んでいます。もうすぐ、木の芽も色づき本格的に「山笑う」季節です。》山笑う》》》

ほぐれんとして傾ける物芽かな(中村汀女)*物芽=ものめ


里の花

 里では、遅い枝垂桃が開花しました。梨やスモモ系の白い花からピンクの梅、桃まで、果樹の花がいっせいに咲いています。

 草花では、菫(すみれ)、ミツバチグリ、そして、カキドオシ、ヒメオドリコソウ、いまがいちばん鮮やかなオオイヌノフグリetc…。
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   すみれ▼ミツバチグリ
  

  
   カキドオシ▲ヒメオドリコソウ
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つつじ、やぶつばき

 山すそには、ツツジ(躑躅)が咲きました。
 やぶ椿もやや寒さに傷んだ花びらをみせています。

死ぬものは死にゆく躑躅燃えてをり(臼田亜浪)

椿落ちて昨日の水をこぼしけり(蕪村)

(2006.4.25.)

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