×

[PR]この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。

・彼岸のころ・初鳴き・下萌・春浅し・雪解・青き踏む・ふきのとう・ロゼット・すみれ

私の歳時記 No.03

トップページ|前のページ|次のページ
「・・歳時記」索引

彼岸のころ



うぐいすの初鳴き


 鶯が初鳴き(初音したのは3月8日(2006)でした。
 その数日後、3月としては驚くほどの寒波と雪に見舞われ、「寒の戻り」という感じをこえた寒さに震えました。
 アメダス報道でも、
 3月12〜13日 積雪20cm以上
 3月15日 気温マイナス10℃以下
と、真冬なみ。そんな春の雪の下で、草はしっかり萌えはじめていました。下萌です。


彼岸
 彼岸の入りが3月18日、中日(春分の日)21日、彼岸明けが24日です。彼岸はすでに仲春ですが、この地ではまだ春浅しと感じられます。
 浄土真宗の親鸞さんに彼岸参りはありませんが、いま先祖供養仏教の習俗では、そんなことはまったく知られていないように見えます。
 春の水辺に猫柳が花穂を見せていました。
 雪解(ゆきげ)水がどぉどぉと音を立てて流れます。(なお、この地方には川の堰を「どーどー」とも呼びます。)


青き踏む(踏青)

 冬ごもりでかたまった身体に野をゆけば、足裏がふわふわとして快いものです。
 芽を出した草々を踏んで歩くときのやわらかく楽しい気持ちを、俳句では「青き踏む」(踏青-とうせい-とも 『踏青』という雑誌は春の到来を告げるという女性解放運動の機関誌で高名)と表現します。

青き踏むむら雲踏むが如くなり(川端茅舎)

踏青の傘にあまれる煙雨かな(中村汀女)

 左の写真、雪解水の下がふきのとう(蕗の薹)。蕗に雌雄の株があり、花は雄花が黄白色、雌花が白色。

ほろ苦き恋の味なり蕗の薹(杉田久女)

 その下(左)が萌え出たヤブカンゾウで、若芽はおしたしなどにして食べます。
 その右の写真が野蒜(のびる)で、やはり若芽を食べます。

 次が、冬に紅く焼けたスイバ(スカンポとも言う)と、アザミのロゼットです。典型的な形をしています。。
 越冬したロゼット(スイバのロゼットは形がやや崩れています)が春の日ざしで開いてゆきます。葉もえんじ色から緑色になり、若芽が伸びてきます。
 スイバは若い花茎を生のまま食べるのですが、そのすっぱさにスイバ(酸い葉)と呼ぶようです。
 山野草は、いずれも食べすぎは禁物です。


山野草のロゼット
 このようにロゼットとは、寒い冬を、地に平たく、はりつくようにして越冬する植物の越冬の姿を言います。
 中心に短い茎があり、葉を放射状にひろげています。これがローズ(バラ)の花の形に似ていることからロゼットと呼ばれるようになったようです。この地方では、ながく雪の下で春を待てきたのです。


すみれ咲く

 いつも歩く大きな土手(丘の南東側斜面)に、すみれ(菫)が群生して咲いています。スミレも種類が多く私には確定できませんが、図鑑、webサイトなどで調べた結果、これは、すみれの中では、春いちばんはやく咲く「アオイスミレ」のようです。白に近い花と薄紫が濃い花があります。
 冷たい風の中、土手のあちこちに群がって咲いているのを見ると、春だよな〜♪とため息が出る気分です。
 なお、菫は世界に400種、日本には60種が自生するそうです。

山路来てなにやらゆかしすみれ草(芭蕉)


 ⇒ウグイスなどの鳴き声「さえずり」はここから

「ありゃま通信」トップページ|このページのトップ