・山眠る ・小雪(しょうせつ)・大雪(たいせつ)・初雪・冬籠り
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山眠る 「山眠る」は冬の代表的な季語です。 同じ意味の季語に「冬の山・枯山・雪山」などたくさんあります。 例年は、木枯しが何度も吹き、高山が冠雪し、やがて山里も雪に覆われるのですが、2005年の冬は、冬の山が眠るのを味わう前に、初冠雪、初雪、初の積雪と、いっきに冬本番になったのでした。 閉じし眼のうらにも山のねむりけり(木下夕爾) 雪嶺を点じ山々眠りけり(大野林火) 小雪と大雪 11月22日前後が24節気の「小雪(しょうせつ)」、12月7日前後は「大雪(たいせつ)」でした。 2005年の大雪は、珍しく暦通りかなりの雪となりました。 2006年は、わずかに降った初雪も消えて、大雪も過ぎていきました。 初雪 2005年は、12月初旬、初雪が降りました。平年より遅いとはいえ、いきなりの積雪となりました。 栗の木は葉をつけたままです。栗は落葉が遅い木です。よく、雪の上をかさかさと転がる栗の枯葉をみかけます。 初雪や外出の刻せまりつつ(星野立子) 幾たびも雪の深さをたづねけり(子規) 雪はさらに降りつづけ、山や木々に雪の花が咲きました。 初雪をいまいましいと夕べ哉(小林一茶) 豪雪地域では、雪は美しいばかりではありません。 雪は、降られる身に辛いこともしばしばなのです。 冬籠り 夢に舞ふ能美しや冬籠(松本たかし) 冬、ついつい外出するのを億劫がるような気分を冬ごもりと呼びます。私など四季を通じて籠っているのですが...。 |
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