・冬晴れ・暖冬・冬至・枯野・龍の玉・ヤブコウジ

私の歳時記

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冬至の頃



冬晴れ

 厳しい冬、例年なら野の草々は、雪の下になります。
 2度目の雪のあと、冬晴れの日、はるかな遠山を望みました。
 わずかに咲き残っているのはセイタカアワダチソウとヒメジョオン。


暖冬

 2006年の12月は、暖冬となりました。

 2005年には深い雪の中で年末から正月、そして、春まで過しました。
 06年は、うって変って、雪が積もるほどのこともなく、2、3度降っただけです。



枯野

 まだ枯れ草に緑が残っています。
 この地では、寒いと言っても草々がわずかな緑を残します。雪の下になっても残ります。
 これが北国とはまったく違う風景です。
 空にかすかな筋状の雲がたなびきました。


 下から2枚目の写真は冬至の日(2006.12.22)に撮影しました。

遠山に日の当りたる枯野かな(高浜虚子)


龍の玉

 冬晴れの下、ジャノヒゲをかき分けてみると、龍の玉が青い実を見せてくれます。

龍の玉深く蔵すといふことを(高浜虚子)


ヤブコウジ

 藪柑子(やぶこうじ)の実は、林の縁など日当たりのいい場所に紅い実を見せています。ヤブコウジ科の常緑低木。

籔柑子山めく庭の隅々に(長谷川かな女)

 この赤と青の実は、冬の数少ない彩りです。


冬至の頃

 冬至は毎年、12月22日(頃)。昼がいちばん短い日です。別名、一陽来復とも。「短日」も冬至にきわまります。

あやまたず沈む冬至の日を見たり(後藤夜半)

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