・雨蛙や昆虫たち
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小さな動物たち 野の花を見ながら山野を歩くと、いろいろな昆虫や虫たち、鳥や蛇と出会います。鳥は、ほとんど声だけ、蛇は姿だけ、虫たちはこんなところまで…というほど、必ず花とその周りにいるものです。 そういう虫を狙って、ほかの虫や蛙などがおり、さらにそれを狙って…という食物連鎖にも巻き込まれてしまう気分です。 雨の日 まず雨蛙(あまがえる)です。斑入りの青木の葉に、まだ尻尾をつけている幼いのがいました。上のほうにいるのは、親でしょうか、兄弟姉妹でしょうか。わかりません。 別の場所に、すこし早くかえった?のが、半身を日に当ててじっとしています。 また別の場所には、萱(かや)の葉にサイズをあわせて、でもちょっと見かけないほど緑を濃くしたのがいます。 雨の日には、蛙に加えて、蝸牛(かたつむり)やナメクジ、みみずなどが姿を見せます。 晴れの日 晴れの日、たくさんの虫たちに出会います。 バッタの仲間、こがねむし(金亀虫)など甲虫の仲間、カメムシや蝉の仲間、蝶や蛾の仲間、とんぼ(蜻蛉)たち、蜂や花虻、蝿の仲間、蟻、蜘蛛の仲間…など。 これらの小さな動物たちに興味津々なのですが、とても今、私には、それらをまとめる余裕がありません。いや、まとめるどころではありません。もう、見ているだけで、感嘆のお手上げなのです。 とりあえず、最近出合い、写真に収めることができた僅かなものをご紹介するにとどめさせてください。 金亀虫擲つ闇の深さかな(虚子) *こがねむし・なげうつ・やみの・ふかさかな 翅わっててんたう虫の飛びいづる(高野素十) *翅(はね) 毛虫焼く毛深きことのかくあはれ(鷹羽狩行) 兜虫み空へ兜ささげ飛ぶ(川端茅舎) 叩かれて昼の蚊を吐く木魚かな(夏目漱石) 雨蛙おまえもペンキ塗りたてか(芥川龍之介) 虫や小動物の俳句も面白いものがたくさんあります。 また、機会を得ることができましたら、ご紹介したいものです。 |
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