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・梅雨入り・白糸草・都忘れ・父子草(母子草)・うつぼ草・子持万年草・茅(ちがや)

私の歳時記

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梅雨入りの頃



梅雨入り


十薬の花の十字の梅雨入りかな(石田波郷)

 今年(2006)、中国地方の梅雨入りは、気象庁発表では6月8日です。暦では6月11日。立春から135日目の6月11日か12日。梅雨は入梅から30日間とされています。

 梅雨入りは、俳句で「ついり」と読み入梅とも表現します。
 梅雨は、「ばいう」とも読み、黴雨(ばいう)とも書きます。

 なぜ「梅の雨」かというと梅の実が熟す頃、「黴雨」はものみな黴(かび)を生じるという意味です。

抱く吾子も梅雨の重みといふべしや(飯田龍太)

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林の中で

シライトソウ(白糸草)
 緑濃い林でシライトソウが鮮やかに咲いています。繊細なつくりの花です。この株は、少し傾いて立ち上がっていました。ユリ科。

ミヤコワスレ
 林のふちに、ミヤコワスレが点々と咲いています。
 「都忘れ」は、もともとミヤマヨメナを持ち帰って栽培したものでかなり古くからの園芸種と言われています。色は、薄紅紫、薄紫、薄青紫、薄青色などいろいろあるようで、むしろ白花が珍しいのかも知れません。ここでは自生していました。

 ミヤマヨメナ(深山嫁菜)、別名・ノシュンギク(野春菊)、アズマギク(東菊)。アスター属(シオン属)やはり紫苑に似ています。

 「なにやらゆかし・・」き風情があります。
 左の写真3枚目。画面左側に立っている大き目の若芽が茗荷ですから、花の小さなことがわかります。

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山道のそばで

チチコグサとハハコグサ
 チチコグサがわたげをつけています。
 下がハハコグサ(春の花)です。ハハコグサの花はもうおわりに近づいています。前々からハハコグサを、と思いながら、やっととり上げることができました。
 チチコグサ(父子草)は、ハハコグサ(母子草)の名からとった命名と言います。
 ヤマハハコは秋の花で西日本には見られないと。また、チチコグサに似た花にチチコグサモドキ、タチチチコグサ(立父子草)などがあるようです。
*母子草は春の季語で、別名・おぎょう、ごぎょう(御行)、ホウコ草で、春の七草の一つ。

 いま、この地は春と夏の花が重なり、入れかわる時季なのです。

ウツボグサ
 今頃がうつぼ草のさかりです。この時季、アザミ、アカツメ草とともに赤紫色が目立ちます。
 名の由来は、弓矢を入れる「靫・うつぼ」に見立てたものです。
 別名・カコソウ。枯れた花穂を「夏枯草・かこそう」として漢方の利尿薬とするようです。

 ←イヌゴマ?


子持万年草
 コモチマンネングサが路傍に咲いていました。むかごをつけるのが子持ちの名の由来です。
 小さな花ですから、よく見ればとても美しい花です。下が葉です。

茅(ちがや)・茅花(つばな)
 日当たりのいい土手に茅(ちがや)が花穂を伸ばし、風にそよいでいました。「茅萱」とも書きます。
 今年は、出穂が少し遅いようです。やはりこの時季には茅の穂をみないと寂しいです。
 若い花序をツバナ(茅花)と呼び、噛むといくらか甘みがして、子どもの頃はガムのように噛んだものです。それも期間限定で、穂が出たらおわりです。(茅花は春の季語)
 この穂絮(ほわた)が生えている野原を浅茅生(あさじふ)とか浅茅原、または単に茅花原と呼びます。

茅花さく岡にのぼれば風の吹く(村上鬼城)

狂ひても女茅花を髪に挿し(三橋鷹女)

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