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・小満・マツゼミ(春蝉)・マムシグサ・カラスビシャク(半夏)・ヤマカガシ・サルトリイバラの花

私の歳時記 No.66

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「・・歳時記」索引

小満の頃



マツゼミ鳴く

 5月21日(2006年)、好天に誘われて近くの山裾を歩きました。
 ウグイスとともにマツゼミ(松蝉。別名ハルゼミ)が鳴いています。例年なら、この山里でももう少し早く鳴きはじめるのですが、やや遅いかなと思いました。
 マツゼミは、人家付近では鳴かず、写真も撮れそうにありません。

春蝉やこの道いまも弥陀にそふ(望月たかし)


小満

 2006年は、5月21日、24節気の小満です。(旧暦4月24日。4月中気)
 小満とは、草木が一応の大きさに達する時期のこと。
 同じく、6月6日芒種(旧暦5月11日。5月の節気)

 休耕田では、キンポウゲやカキドウシなどが花のじゅうたんをつくっています。


マムシグサ・カラスビシャク

 今年は、5月も雨が多く、そのためか例年よりマムシグサが多く目につきました。
 マムシグサは、茎の不気味な色模様にその名の由来があるようです。また生える場所も蛇が出そうなうす暗いところなのです。
 マムシグサは、ウラシマソウとよく似たサトイモ科テンナンショウ属の多年草。

 仏炎苞(ぶつえんほう)も色づきます。ウラシマソウは、仏炎苞の中にある肉穂花序の先が釣り糸のように伸びています。

 同じ種類にカラスビシャク(↓の写真)、ミミガタテンナンショウがあり、また同じサトイモ科には、ザゼンソウ、ミズバショウなどがあります。里芋は有毒で「かぶれ」ますから、これらにも毒があると考えた方が無難かも知れません。

 
 
↑がカラスビシャク。はんげ(半夏)の別名があります。
 球茎を漢方薬材とし半夏と呼ぶそうです。写真の葉は苧環(オダマキ)の葉です。念のため。


ヤマカガシ

 ついでに蛇、ヤマカガシの話題。
 昨2005年には、ヤマカガシが毒蛇だという報道が目立ちました。でも、とくに大きな事故があったわけではない様子でした。たしかに、従来、毒蛇として恐れられていたヤマカガシですが、数十年間で死亡事故は、キャンプ中におもちゃにした子どもなど、数件あったようです。
 蛇を知らない子や恐れない児が奥歯にある出血性の毒牙に咬まれたようです。毒は、ヤマカガシのいわば奥の手、最後の護身なのです。


 ヤマカガシは大人しい蛇で、そのうえ逃げ足が遅く、ときどき人間や、他の動物の犠牲になるのです。
 ヤマカガシがあわてて逃げていきました。典型的な色模様です。「赤棟蛇」と書いてやまかがしと読みます。

蛇逃げて我を見し眼の草に残る(高浜虚子)

蛇を見し眼もて弥勒を拝しけり(橋本多佳子)

 虚子も多佳子も蛇に特別の感情、たぶん「畏怖」感があるようです。原初の感性と言えるかも知れません。


サルトリイバラの花

 真っ赤に熟したサルトリイバラの実(秋)はよくご存知でしょう。でも、私は花を意識してみたのは初めてでした。
 写真は、上が芽吹くと同時に咲いた花(2枚目は拡大)。
 地味な色ですが、透明感があっていい花です。

 下が、その1週間か10日あと、葉の下になった出来立ての実です。米粒よりすこし大きい程度です。葉がまだ柔らかな時期です。

 この地方では、このあと、葉が厚く、固くなると、餅(かしわもちとほぼ同じ)を包んで「柴餅(しばもち)」にします。

柏餅口へ集まる老の皺(田川飛旅子)*皺=しわ

手造りのしかも味噌味柏餅(草間時彦)

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