オモダカ(スーパー雑草)

私の歳時記

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おもだか

オモダカ
近年、除草薬が効かない雑草=「スーパー雑草」の日本の水田で代表的なものとして注目されています。
オモダカは、水田や沼、湿地などに生える多年草で、別名花慈姑(ハナグワイ)としてもよく知られた水辺の草です。
  
径1.5〜2cmの白色花は愛らしく、葉は長細い人面のように見え、これが「面高」=おもだかという名の由来とされています。花期は8〜10月で、沖縄〜北海道まで広く分布しているそうです。
下はおもだかの実↓
 

  沢瀉(おもだか)や芥流るる朝の雨(佐藤紅緑)

  沢瀉や世にうもれても知己を得たし(松崎鉄之介)

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スーパー雑草

スーパー雑草とは、たとえば次のように云われています。
≫除草剤が効かない「スーパー雑草」が各地で急激に増えている。宮城県北部の水田では、稲穂の列の間にびっしりと「オモダカ」という白い花をつけた雑草が生えていた。3年くらい前からで、除草剤は全く効かず、抜いてもまたすぐ生えてくる。稲の養分を吸い取るので収穫量も2割がた落ちる。地域によっては広がりは農地の3分の1に及ぶという。除草剤は、草取りという重労働から農民を解放し、農業の効率を高めた功労者だったはず。それがなぜ? しかも急速に?≪
今後、その対策が問題化すること必至と思われます。
なお、スーパー雑草は、さまざまな農地に繁殖しており、外国でも厄介な課題となっているようです。
  

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