・立春・寒明ける・寒戻る・スプリングエフェメラル・オウレンの花・旧正月

私の歳時記

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立春



 現在、おおく使われている俳句歳時記は、春夏秋冬に新年または歳旦を加えて5部立てにするのが普通です。
 その最初の季題が「立春」となります。


立春

 2月4日(2007年)立春。春立つ。春来る。
 二十四節気のうちの一つ。待ちわびた春ですから、もっともよく人々の口に上る節気かも知れません。

立春の雑草園の草ごよみ(山口青邨)

 例年なら、この地ではいちばん雪が多い頃なのですが、2007年は、記録的な大暖冬で、雪のない立春を迎えました。


寒明ける

 立春とともに寒が明けます。暦上は春ですが、まだまだ寒さは残ります。
 立春あけの強い寒気は「寒戻る」とも呼びます。

或る家で猫に慕はれ寒明くる(秋元不死男)


スプリング・エフェメラル

 春先に、一時花咲いて楽しませてくれるスプリング・エフェメラル(春の妖精)たち。早春期植物の花々です。
 庭には、クロッカス、クリスマスローズ、ちっちゃくて真っ白なオウレンの花。
 これらの花が咲くのを楽しみにしています。


オウレンの花

 薬草として珍重されてきました。常緑の多年草で、キンポウゲ科。
 4,5年物の根茎を薬用にします。漢名・黄連。根茎が鮮黄色のところから命名されたようです。
 葉の形で、セリバオウレン、コセリバオウレンなど近似種を区別するようです。


旧正月(旧正)

 今年の旧正月は、去年7月が閏7月と2度会ったために大幅にずれこんで2月18日となりました。

旧正やたくはえし葱納屋にあり(上村占魚)葱=ねぎ

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